どうも、レトロゲーム好きのエナ(@kii_ena)です。
本記事では、1989年にファミリーコンピューター(FC)用ソフトとして発売された「MOTHER」のプレイした感想を紹介していきます。
※本記事に使用されている画像は、「Nintendo Switch Online」のMOTHERの画像を使用してるため、画面表示はファミリーコンピューター版と異なる部分があります。
MOTHERは、ファミリーコンピューター、ゲームボーイアドバンスで遊ぶことができますが、ハードとソフトが手元に無い場合、買いそろえるとそこそこの金額がかかるため、「NintendoSwitchOnline」に加入して遊ぶのがおすすめです。
目次
【MOTHER(FC)】の良かった点&おすすめポイント
個性あふれる敵と独特な世界観
筆者は、それなりに様々なRPGをプレイしてきましたが、
数あるRPGの中でもMOTHERは「個性的」、「独特」といった言葉がとてもしっくりくる作品でした。
最初にMOTHERの世界観の洗礼を受けたのは、初めての戦闘に登場した敵。
その敵がまさかの・・・
「電気スタンド」
チュートリアルの戦闘でたたかう敵が自室の家電製品なんてRPGは、筆者もこれまで経験がありません(笑)
しかし、驚きはそれだけにとどまりません。
ストーリーを進め、いよいよ冒険へと出発し、次の街へと向かう道中、
初のエンカウントで出現した敵、
それは・・・
「おじさん」
まだ冒険を始めて数分にも関わらず、一般市民とのエンカウント。
そして、「おじさん」が出てきたということは・・・
やっぱり現れました…
「おばさん」です。
そして「おばさん」は「おじさん」の数倍強い。
たまたまなのか、「おじさんよりもおばさんのほうが強い」というように、現実世界に近いものを感じさせる部分は、遊び心があるなぁと感心しました・・・
敵だけが個性的というだけならそこまで驚くことはないのですが、
主人公であるネスは12歳で、小学生くらいの年齢である彼は、とある場所で「戦車」に乗り込みます。
戦争中の世界が舞台となっている作品なら、子どもが戦車に乗ることもあるのかもしれませんが、
主人公の世界では戦争が起こっているわけではなく、極端に治安の悪い世界というわけでもありません。
しかし、子供である主人公は戦車を運転するだけでなく、戦車を駆使して敵と戦います。
子どもに戦車・・・
敵として「電気スタンド」が登場したり、子供が戦車に乗る時点で何となく察している方もいると思いますが、
MOTHERは、数あるRPGの中でもかなり独特な世界観です。
しかし、独特であるがゆえに、非日常的な世界観を存分に楽しめるゲームといえるでしょう。
「ヌルゲー」になりにくい古風なRPG
最近のRPGは、スキルを駆使することで低レベルクリアといった「縛りプレイ」などの遊び方が可能ですが、
MOTHERは、アイテムによるドーピングと強い武器、高いダメージを与えられる「アナ」や、途中で加入する「テディ」といった強い仲間を駆使しなければ、低レベルクリアはほぼ不可能というくらい難易度が高く、レベル上げが重要なRPGとなっています。
「まあまあ余裕でクリアできたなぁ」と思ったダンジョンの次のエリアに行った途端、一瞬で全滅するなんてこともめずらしくありません。
ただ、「強いスキルを覚えればクリアまで一直線」といった「ヌルゲー」ではないため、普通のゲーム以上にクリアした時の達成感や満足感を感じることができます。
記憶に残る名曲(BGM)が多い
任天堂は、名曲といわれる数々のゲームミュージックを世に送り出してきましたが、
「MOTHER」も例外ではなく、つい口ずさんでしまいたくなるような曲がゲーム中に数多く登場します。
本作の中で個人的に1番印象に残ったのは「Eight Melodies」。
「MOTHER」初プレイ&初クリア🎮
ストーリーも印象に残ったけど、BGMも良曲多くて良かった✨
特に「Eight Melodies」は感動…
やっぱりレトロゲームのピコピコ音ってすごく癒される✨🎮🥲 pic.twitter.com/VnaNVwR7vj
— エナ@ゲーム好きブロガー (@kii_ena) December 21, 2024
どこか懐かしさを感じさせるメロディーは、エンディング後に聞くと、MOTHERのゲーム画面が頭の中によみがえります・・・
また、Eight melodies以外にもMOTHERの面白さや感動を際立たせてくれる名曲が存在するので、ぜひゲームをプレイして聞いてみることをおすすめします。
【MOTHER(FC)】の気になったところ
グッズ(所持品)の管理がすこし面倒
ほとんどのRPGは、1人のキャラが持てる所持品の数は決まっているものの、
「ふくろ」や「バッグ」といった、キャラの所持品枠に空きスペースを作るための救済措置のようなアイテムがメニュー画面に存在します。
しかし、MOTHERは持ちきれない所持品を「家に送る」という方法しかないうえに、1人のキャラが持てるアイテムの数が「8個」しかありません。
また、キャッシュカードといった所持金の確保に大きく影響するような貴重品なども持ち歩かなければいけないため、
所持品の空きスペース作りに何度も頭を悩ませたり、消費アイテムを捨てなければならない場面が何度も出てきます。
所持品を預けることができる場所も限られているため、以下のような場面に遭遇した場合、所持品を捨てて持ち物の空きスペースを確保するという方法をとるしかなくなります。
・近くに所持品を預けられる場所がない
・冒険に必要な貴重品が複数ある
MOTHERは平成元年に発売されたレトロゲームで、ゲームのシステム面は手探り状態の時期であったため、我慢しなければならない点ではありますが、
所持品の持てる枠を増やせるタイミングが「仲間の加入時」と限定的になっており、1人目の仲間の加入時期もストーリーの中盤あたりとなっており、所持品の枠が増えるタイミングがやや遅めです。
そのため、MOTHERが初プレイで「預けても大丈夫な貴重品」の見極めができないプレイヤーは、所持品の管理にすこし面倒くささを感じることもあるでしょう。
【MOTHER(FC)】の評価・感想まとめ
・個性あふれる敵と独特な世界観が面白いゲーム。
・名曲が多く、どこか懐かしさを感じるBGMが楽しめる。
・スキルに頼る強引な攻略ができないため、ヌルゲーでは味わえない達成感や満足感が感じられる。
・不便なシステムもあるが、レトロゲームの醍醐味として楽しめる。
MOTHERは、平成元年の発売されたゲームなので、レトロ感を通り越して「古くさいゲーム」という印象を抱くユーザーも中にはいるかもしれませんが、
昨今のハイスペックゲーム機では体験できない感動や楽しさを感じることができる良作だと、筆者は思います。
MOTHERは、ファミリーコンピューター、ゲームボーイアドバンスで遊ぶことができますが、ハードとソフトが手元に無い場合、買いそろえるとそこそこの金額がかかるため、「NintendoSwitchOnline」に加入して遊ぶのがおすすめです。