どうも、ゼルダの伝説シリーズが好きなエナ(@kii_ena)です。
本記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「ゼルダの伝説 夢をみる島」のプレイした感想をご紹介します!
本作はゲームボーイ用ソフト「ゼルダの伝説 夢をみる島」のリメイク作品となっているため、
過去にゲームボーイ版をプレイしている自分としては、期待値はそれほど高くありませんでした。
しかし、実際にプレイしてみると原作をプレイしたことがある自分でも、休日にノンストップで遊んでしまうほど楽しめました・・・
と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
良かった点&おすすめポイント
まずは、「ゼルダの伝説 夢をみる島」を実際にプレイしてみて、良かったと感じた点や、おすすめポイントをご紹介していきます。
いつもの「ゼルダの伝説」とは異なる世界観とストーリー
いつものゼルダの伝説は、ヒロインである「ゼルダ」がほぼ必ず作品に登場しますが、今回の作品「夢をみる島」のヒロインは「マリン」という少女となっており、
ゼルダは登場せず、リンクの宿敵であるガノンドロフも今作には登場しません。
また、今作の冒険の舞台もシリーズでおなじみのハイラルではなく、「コホリント島」という謎の島となっています。
今作の冒険の舞台となっているコホリント島ですが、
「島の最も高い場所にある【せいなるタマゴ】の中で眠る【かぜのさかな】を目覚めさせなければ、島から出られない」
という状況にリンクは陥ります。
ストーリーのカギとなる「かぜのさかな」を目覚めさせるためには、「セイレーンの楽器」を使い、「めざめの歌」を奏でなければいけないため、
セイレーンの楽器を求めて様々なダンジョンやフィールドを攻略していくことになります。
今回の舞台はハイラルとは異なり、「島」となっていることから、海や水辺に面したフィールドが多く、
南国の島を感じさせるようなギミックやキャラクターも多いため、いつものゼルダシリーズとは異なった世界観を冒険するのがめちゃめちゃ楽しいです・・・
「マリオ」シリーズや任天堂のゲームでおなじみのキャラ達も多数登場!
今作では、「スーパーマリオ」シリーズに登場したキャラクター達が数多く登場するため、ゼルダファンだけでなく、任天堂ファンも思わずニヤッとてしまうような場面がストーリー中に多数存在します。
ダンジョンの地下にある横スクロールアクションステージには、歴代のマリオシリーズでおなじみの敵キャラである「クリボー」の姿が。
マリオシリーズに欠かせない存在であるヨッシーも、「ヨッシー人形」というアイテムとして今作に登場。
わらしべイベントで使用するアイテムとなっているため、旅のお供や助っ人としての活躍はありませんが、
思いがけないサプライズとして、マリオシリーズやヨッシーファンを喜ばせてくれますね。
ファミリーコンピューター用ソフト「スーパーマリオUSA」の敵キャラであるマムーも登場。
マリオシリーズに登場した回数が少ないため、幅広い世代に浸透しているキャラではないものの、今作ではストーリー進行に欠かせない「歌」の習得イベントにゲスト出演しています。
完全新規グラフィックでの登場は「スーパーマリオ コレクション」以来となっているため、今作へのマムーの出演は、ファミコン世代にはたまらない演出ともいえるでしょう。
マリオシリーズのヒロインとしておなじみのピーチ姫もゲーム内に登場します。
ピーチ姫はイラストのみの登場となっていますが、ゲーム内のイベントで見ることができるため、マリオシリーズファンにとっては思いがけないサプライズといえるでしょう。
また、マリオシリーズだけでなく、「星のカービィ」や「カエルの為に鐘は鳴る」、「シムシティ」といったビッグタイトルに出演しているキャラなども登場。
まるで「マリオシリーズ」のような横スクロールアクションステージ
歴代の2Dゼルダのは上空からの視点が基本となっていますが、
今作ではダンジョンの一部の場所が横スクロールアクション風になっており、まるで「マリオシリーズ」のようなアクションも楽しめます。
「クリボー」や「パックンフラワー」だけでなく、マリオシリーズの世界観を感じるような土管やブロックといった足場なども見事に再現されており、
剣による攻撃やジャンプなどのアクション操作によって、ステージを攻略していくことになります。
水中ステージでは、「ゲッソー」などのキャラも・・・
溶岩のあるアクションステージでは、着地できる足場が限られているだけでなく、
溶岩から飛び出してくる「バブル」をタイミングよく避けつつ、進むことになります。
氷のアクションステージでは、氷のブロックを壊しながら進むことになりますが、何も考えずに進んでしまうと足場になるブロックの高さが足りなくなるため、
「リンクの足場をどのように残すか」といった、頭を使う要素も楽しめます。
ボス戦でも「横スクロールアクション」の戦闘が楽しめる
神々のトライフォースなどの2Dゼルダのイメージだと、「ボス戦もフィールドと同様」ということを頭に浮かべると思いますが、
夢をみる島では、ダンジョンの一部だけでなく、ボス戦でも横スクロールアクションでの戦闘が楽しめるようになっています。
横スクロールでの戦闘になる一部のボスは、画像のように上からの視点ではなく、横向きの状態で登場。
戦闘前のやり取りの終了後、横スクロールアクションの状態で戦闘が開始。
水中の場合はリンクの動きが地上よりも鈍くなるため、相手の行動を先読みし、回避や攻撃を行うことになります。
もちろん、横スクロールアクションでのボス戦は、水中戦だけでなく、地上戦も存在します。
一般的な2Dゼルダとは異なる視点で戦闘が繰り広げられるため、ゼルダシリーズの新規ユーザーだけでなく、昔からゼルダシリーズをプレイしている人でも十分に楽しむことができるでしょう。
上級者向けの難易度「辛口モード」の登場
「ゼルダの伝説 夢をみる島」は、謎解きに関してはなかなか手ごたえがあるものの、アクションゲームとしての難易度はそこまで高くありません。
しかし、switch版では、ゲームデータの作成時に下記の2つの難易度から自分の適したモードを選択できるようになりました。
・「ノーマルモード」
・「辛口モード」
新しく登場した難易度「辛口モード」は、リンクが受けるダメージが通常の2倍になり、さらに、リンクの体力ゲージを回復することができる「ハート」が一切出てきません。
通常モードと比べると難易度が格段に上がるため、
ノーマルモードのクリアでは物足りなかったユーザーはもちろん、GB版をプレイしたことがあり、ストーリーやゲームの流れを把握しているユーザーでも改めて、夢をみる島の攻略を楽しむことができるでしょう。
気になったところ
ここからは、「ゼルダの伝説 夢をみる島」を実際にプレイしてみて、気になった点をご紹介していきます。
作成がやや面倒くさく、自由度が低い「パネルダンジョン」
「ゼルダの伝説 夢をみる島」のスイッチ版には、自分でダンジョンを作成できる「パネルダンジョン」というシステムが登場しました。
ストーリー進行中に入手したパネルを組み合わせれば自作のダンジョンが出来上がるため、
「自分でダンジョンを作成したい!」という思いがあるユーザーにとっては、良いシステムだと思います。
ただ、ゼルダの伝説では、カギ付きの扉を開けるためのカギが必須であり、そのカギを入手するための宝箱もダンジョン作成のルールに従って配置しなければいけないため、
個人的にその点が、「すこし自由度が低いかな・・・」と感じてしまいました。
パネルダンジョン内に設置してある宝箱から入手できるものは「ルピー」だけとなっており、
通常のダンジョンと違って、ストーリー進行に大きく関わるアイテムや、リンクのアクションの幅を広げるような武器なども無いため、
その点も、ユーザーがパネルダンジョンの作成に熱を入れにくい要因になってしまっているといえるでしょう。
また、作成したダンジョンは他のユーザーにプレイしてもらうことはできるものの、「amiibo」に自作のパネルダンジョンを書き込み、他のユーザーに渡さなければいけないため、
「amiibo」を持っていないユーザーが置いてけぼり状態になってしまうという点も、少し気になりました。
「ゼルダの伝説 夢をみる島」の評価・感想まとめ
ゲームボーイ版のグラフィックやシステムを見事にswitch向けへと一新した本作は、
子どもだけでなく、小さいころにゲームボーイ版の「ゼルダの伝説 夢をみる島」を遊んだ方でも、また改めて冒険と世界観を楽しむことができる作品となっています。
リメイクによって更なる良作へと進化しているため、未プレイの方はぜひ遊んでみてほしいと思います!