本記事では、南国の島々で海賊を相手に立ち向かうアクションアドベンチャーゲーム「コアとマーラと5人の海賊」の実際にプレイした感想を紹介していきます。
・アクションゲームが好き
・サクッと遊べるゲームを楽しみたい
・タイムアタックを楽しめるゲームが好き
・キャラクターのコスチューム集めを楽しみたい
本記事で紹介しているものは、Switch版の「コアとマーラの5人の海賊」をプレイし、紹介しています。
目次
「コアとマーラの5人の海賊」の良かった点&おすすめポイント

簡単なアクションで直感的にサクサク遊べる
本作は、ジャンプやダッシュ、投げるといった基本的なアクションだけでなく、


回転しながら素早く移動する「ローリング」、

長い距離を素早くジャンプする「ロングジャンプ」、

障害物を破壊したり、ボタンなどの仕掛けを押すことができる「キャットドロップ」、

主に上記の複数のアクションを駆使し、様々なステージのクリアを目指していきます。
すべてのアクションは、ステージを攻略しつつ、コアを5分ほど操作していると覚えられるレベルの操作難易度となっているため、
アクションゲームに慣れている人はもちろん、初めてゲームを遊ぶ人や、小さなお子さんでも簡単にゲームを楽しめるようになっています。
「コアとマーラの5人の海賊」、
直感的な操作でステージをサクサク進んで楽しめるけど、
ステージ毎にタイムアタック要素があって、それにチャレンジするとゲームの難易度が低く感じる人でもけっこう楽しめるようになるの良いな🎮
「プレステ時代のアクションゲーム」みたいな雰囲気なのも良い☺️ pic.twitter.com/oqa2SuB2gw
— エナ@ゲーム好きブロガー (@kii_ena) June 28, 2025
水中のステージも陸上のステージと同様、複雑な操作はなく、直感的な操作で攻略ができるため、ステージの環境が変わっても、それほど攻略に苦労することなくゲームを楽しめます。

コースの攻略とアイテム収集だけでなく、タイムアタックも楽しめる
本作では、店に売られている商品を増やすことができる「収集アイテム」が存在し、コースの探索だけでなく、アイテムの収集も楽しむことができます。
収集アイテムは、コースの途中に配置されており、探索をしなくても見つけることができる場合もありますが、コース中にある怪しい場所や、木箱などのギミックを壊さないと見つけることができないものも存在。
不自然に積み上げられた木箱がありますが・・・

コアのアクションを駆使し、木箱を破壊すると、収集アイテムが出現。

コースのクリアとアイテム収集だけだと正直、このゲームはそこまで手ごたえのあるゲームだと感じることはありませんが、
本作は、クリアにかかった時間によって評価が変わる「タイムアタック」の要素があり、指定されている時間内にコースのクリアを目指すとなると、難易度が大きく異なってきます。
普通にアイテム収集とコースの探索をするだけだと、時間を気にする必要はないため、コースのクリアは難しくありません。

しかし、各ステージに設定されているタイムを目指してコースをクリアしようとすると、ミスによる時間のロスが許されなくなるため、普通にクリアする時よりも難易度が上がります。


・ゲームに慣れている人は、ステージクリアだけでなく、タイムアタックも楽しむ
・ゲームに慣れていない方やアクションゲームが苦手という方は、クリア時間を気にすることなく、じっくりとステージの攻略を楽しむ
「コアとマーラの5人の海賊」の気になったところ

ストーリーが頭に入ってこない
本作は、「海賊に襲われた街を元に戻す」という目的でコア(主人公)が冒険をするというゲームですが、
コアと海賊たちがバチバチに敵対しているという感じではなく、関係性が中途半端過ぎるうえ、
海賊との会話のやり取りでは、会話の内容が薄く、キャラクター同士の「皮肉」などが目立ちすぎているため、肝心のストーリーが頭に入ってきません。

ただ、RPGでは「ストーリーが頭に入ってこない」という部分は、かなり致命的な欠点になってしまうものの、
本作はアクションゲームであるため、
と割り切れば、それほど気にはならないでしょう。
のめり込みにくいコスチュームの収集
コアのコスチュームは、「ステージ中にある収集アイテムの入手数に応じて新しいものが店に入荷し、購入する」というものなのですが、
コスチュームは、コアの見た目が変わるだけで、「新しいスキルや能力が使えるようになる」といった要素はありません。
そのため、着せ替え要素が好きなユーザーにしか刺さらず、
「コスチューム変化や着せ替えは、アイテム収集のモチベーションが上がるような要素になりづらい」
というのが、筆者の正直な感想です。

本作が「どうぶつの森」のようなコミュニケーションゲームであれば、着せ替え要素もユーザーに喜ばれる要素になっていたかもしれませんが、
自分以外のユーザーとゲーム内で交流する要素が存在しないアクションゲームである本作だと、
スキルや特殊能力といった要素がコスチュームに無い限り、収集アイテムの回収やコスチュームの作成にも熱が入りにくい、と感じました。
「コアとマーラの5人の海賊」の評価・感想まとめ

本作は、インディーズゲームでありながら、「風のクロノア」や「クラッシュバンディクー」といったPSのなつかしい名作アクションゲームを思わせる仕上がりになっており、直感的な操作で手軽に楽しめる作品になっています。
ストーリーの部分に関しては、やや深さの追及が足りないと感じるものがあるものの、アクション面の仕上がりを考慮すると、まだまだ伸びしろがある作品であることは間違いないといえるでしょう。
ライトなアクションゲームとして十分に楽しむことができる作品になっているので、気になる方はぜひ一度、プレイしていただきたいと思います。