こんにちは、エナ(@kii_ena)です。
今回は、スーパーファミコン用ソフト「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」の感想をご紹介します。
本作は、スーパーファミコンで発売された唯一のゼルダ作品で、シリーズでは欠かすことのできない武器「マスターソード」が初めて登場しました。
また、後のゼルダシリーズにも登場するキャラクターや武器、アイテムなどが多く登場した作品でもあるので、記憶や印象に残っている方もけっこういるかと思います。
・剣やアイテム、魔法などを駆使して進むアクションアドベンチャーゲーム
・広大な2つの世界を行き来し、ストーリーを進めていく
・ダンジョンやフィールドの謎解き要素が楽しい
目次
作品情報
ゲーム名 | ゼルダの伝説 神々のトライフォース |
---|---|
対応機種 | スーパーファミコン バーチャルコンソール(Wii,Wii U,Newニンテンドー3DS) ニンテンドークラシック スーパーファミコンミニ(内蔵ソフト) |
ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 1991年11月21日 |
プレイ人数 | 1人 |
良い点
簡単操作で大人も子供も楽しめる
キャラクターの操作は非常に簡単で、Bボタンで剣を振る、Yボタンで特殊武器やアイテムの使用、Aボタンで「走る」・「物を持ち上げる」・「開ける」などの動作を行います。
複雑なコマンドが無いため、小さなお子さんでも2~3分くらいで操作を覚えてゲームを楽しむことができます。
弓矢などの操作に関しても、後のゼルダシリーズのように標準を合わせるというわけでなく、「弓矢を装備して敵のいる方向を向き、Yボタンを押す」だけでOK。
操作に気をとられる場面が少ないため、純粋にゲームを楽しめるという点がこの作品の良いところだと思いますね。
フィールドの探索要素が豊富
ゼルダシリーズの醍醐味の1つといえば「探索要素」だと思いますが、本作でもフィールドには様々な探索要素が詰め込まれています。
ヒビの入った壁を爆弾で破壊したり、1ヶ所だけ色の違う草を持ち上げてアイテムを入手したりと、
ワクワクできる探索要素がフィールドやダンジョンなどに豊富に用意されているので、「敵を倒す」という目的以外の要素もじっくり楽しめます。
「草むらを適当に走ってただけで隠されていた地下空間に移動した」なんていう、ちょっとしたサプライズ的な要素があったりするのも面白かったですね。
「冒険をしている」という感覚を強く感じるような仕掛けが多いです。
試行錯誤する楽しさを感じさせてくれるダンジョン
ゼルダシリーズではお馴染みとなっているダンジョン内の謎解きですが、本作は数十年前の作品であるにも関わらず、仕掛けも非常によく作り込まれており、
「とりあえずスイッチをを引っ張ってみよう!」、「あの床を爆破すれば、下の階層に変化が起きるかも!」というような、「試行錯誤する楽しさ」を感じさせてくれるダンジョンが多く、
ボスを倒すまでの道のりを飽きることなく楽しむことが出来るように仕上がっています。
「時のオカリナ」や「ブレスオブザワイルド」などの3Dゼルダには無い、2Dゼルダならではの楽しさを感じられるのが非常に良いんですよね・・・
気になったところ&不満点
雑魚敵も弱いが、ボスも手ごたえが無い
ストーリーがある程度進行すると、そこそこ硬い雑魚敵も現れますが、登場する雑魚敵の平均的な強さを考えると、若干の物足りなさを感じました。
敵が迫ってくる速度がやや遅く、攻撃が単調過ぎるいうことも原因かと思います。
また、ボスの強さに関しては、当時小学校低学年で本作初プレイだった私がボス撃破後に「え?中ボスじゃなかったの?」と驚いてしまったほど、ボスに手ごたえを感じませんでした(笑)
逆に小さなお子さんなどには遊びやすいゲームバランスと言えるのかもしれませんね。
仕掛けに対するヒントがやや少ないので、行きづまることも
フィールドやダンジョンには様々な仕掛けがありますが、
ゼルダシリーズのような謎解き要素があるゲームをプレイしたことがない人にとっては厳しいと思える箇所もあります。
また、ダンジョン内で新規アイテムを入手した際には、アイテムの説明が表示されるのですが、
アイテムを応用した謎解きのヒントが皆無に近い場所もあるので、ゲーム初心者・経験者問わず行きづまってしまうということも。
今は動画や攻略サイトを参考にしてクリアすることもできるので、行きづまることは少ないかもしれませんが、
自力でフィールドやダンジョンの全ての謎解きをするとなると、少しハードルが高いように思えます。
いきなり別の世界に迷い込み、迷子になる
ストーリーをある程度進めると、元々いた世界とは異なる世界にいきなりワープするのですが、
「武器やアイテムも使用できず、どこに向かえばいいのかわからない・・・」という状態になったプレイヤーも数多くいました。
実際に小学生当時の私の周りでは、どうすればいいのか分からず、30分から~1時間以上、頭を悩ませていた同級生もけっこういましたね・・・
ゼルダシリーズは、基本的には親切な解説やキャラクターによるヒントが登場するのですが、たまに「え、これどうすればいいの?」というような場面もあります(笑)
別世界からの脱出に関しては、謎解きに慣れていない人や小さなお子さんなどのために、もう少し掘り下げた解説やヒントを用意しても良かったんじゃないかなと、個人的には思いました。
まとめ
・剣や魔法を使うアクションゲームが好き
・ちょっとした謎解き要素にハマりやすい
・ゼルダシリーズが好き
最近の3Dのゼルダシリーズのような派手なアクションや、高画質による映像美などはないものの、
3Dのゼルダシリーズでは感じることのできない、2Dゼルダならではの面白さを感じることができるゲームとなっています。
後のゼルダシリーズに登場するキャラクターやアイテムなども数多く登場するので、シリーズの歴史を感じながら楽しめる作品だと思います。
スーパーファミコン以降のゼルダシリーズしかプレイしたことが無い方でも十分に楽しめる作品といえるでしょう。
大人だけでなく小さなお子さんも楽しめる、おすすめのアクションゲームです!