本記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「那由多の軌跡 アド・アストラ」の実際にプレイした感想を紹介していきます。
・アクションRPGが好き
・異世界や遺跡などを冒険するゲームが好き
・「聖剣伝説」シリーズや「イース」シリーズが好き
・アイテムや素材などの収集が好き
目次
「那由多の軌跡 アド・アストラ」の良かった点&おすすめポイント

遺跡が降ってくる小さな島と幻想的な異世界を冒険
主人公が住む、「残され島」という小さな島。
数多くのRPGの作品の中では、「主人公が小さな島国に住んでいる」という設定は、それほどめずらしくはないのですが、
主人公が住んでいる島は、まるで天気の一部のように空から遺跡が降ってくるという、ぶっ飛んだ現象が日常的に起こります。
主人公の住む世界には月が2つあり、ぼんやりと2つの月をみていると、巨大な遺跡が海に落下。


冒険の舞台となる異世界に行く前から、空から巨大な遺跡が海に落下というなかなかパンチのきいたハプニングが発生するため、
「これから冒険が始まるのか!」というプレイヤーのワクワクを良い意味で存分に刺激してくれます。
一方で、本作の冒険の舞台となる異世界「テラ」ですが、主人公が住んでいる島とは異なり、高度な技術が使われている建造物が存在。


世界全体を見渡すと、自然が広がる幻想的な世界となっており、現代的な建造物などが存在しない世界観となっているため、
非現実的な異世界の雰囲気を感じながら冒険を楽しめる作品となっています。
剣技と四季魔法(アーツ)でスピード感あふれる爽快なアクションが楽しめる
本作は、主人公のナユタが剣技を、パートナーであるノイが四季魔法(アーツ)を使用。
基本的にサクサクと進んでいけるアクションRPGとなっているため、ストーリーと戦闘の両方をテンポよく楽しむことができます。
「那由多の軌跡 アド・アストラ」、スーファミの聖剣伝説とかイースシリーズみたいなアクションRPGが好きな人にはけっこう刺さると思う🎮
操作もむずかしくないし、サクサク進んでいけるから、仕事終わってからゲームで少し遊びたい社会人とかでもけっこう楽しめるの、良いね✨️
#Switch pic.twitter.com/8EegR1W4SK— エナ@ゲーム好きブロガー (@kii_ena) July 19, 2025
主人公のナユタは、通常攻撃だけでなく、条件を満たすことで新たな剣技や奥義を覚えて使用することが可能。


パートナーであるノイの四季魔法も条件を満たすことで、使える四季魔法の種類が増えていくため、物語が進むにつれ、ナユタとノイで多彩な攻撃やコンビネーション攻撃ができるようになります。


ゲーム中盤以降になると剣技と魔法の数が充実してくるため、スキルの組み合わせ次第では、大量の敵を猛スピードで蹴散らせるようになり、
ハクスラ系のゲームのような「敵を倒しながらステージを駆け抜ける爽快感」を楽しむことができます。
探索がさらに楽しくなる「季節の変更」
本作は、物語を進めていくと、各大陸の「季節」を変えることができるようになります。
例えば、初めて訪れた時に「春」だった島。
来たばかりの時は、春らしい大きな花が咲いているフィールドになっています。

しかし、島のボスを倒し、季節を「夏」に変えると、
春には大きな花が咲いていたフィールドが、青々とした無数の植物が生い茂るフィールドへと変化します。

島の季節を春から夏へと変更すると、「春」の季節には存在しなかった敵、アイテム、素材などが「夏」のフィールドで登場、入手することができます。
季節が変わるゲームは、基本的に「時間の経過」によって季節が変わっていくのが一般的ですが、本作は、島のボスを倒してしまえばプレイヤーが望むタイミングで季節を変えられるため、
島の探索を行う際に季節変更の待ち時間が発生しないというシステム面も非常に快適だと思いました。
「那由多の軌跡 アド・アストラ」の気になったところ

時限のクエストを見逃しやすい
本作は、村の住人などから依頼を受け、解決していく「クエスト」というシステムが存在します。

クエストシステムを「気になるところ」として紹介した理由ですが、
本作は、一般的なRPGなどと違い、達成できるタイミングが限られている「時限クエスト」が多く存在し、クエスト報酬の中には、冒険に役立つ強力な四季魔法もあります。
クエストの挑戦時期が長かったり、取り逃しに対する救済措置があるならよかったのですが、チャプター(章)が切り替わってしまうと、チャプターごとに用意されているクエストには挑戦できず、
ストーリーのチャプターが切り替わるタイミング前に別のセーブデータを保存していなかった場合、「引き受けられなかったクエスト」と「取り逃したクエスト報酬」は、2週目にならないと回収することができない、という事態になります。
サクサク進められるゲームではあるため、クリアして2週目に到達するまでにかかる時間は一般的なRPGよりは少ないものの、
「じっくりと2週、3週して遊びたい」というプレイヤー以外には、すこし優しくない仕様かなと、個人的に思いました。
ただ、2週目以降じゃないと出現しないクエストもあるため、やり込み要素は充実している作品になっています。
「那由多の軌跡 アド・アストラ」の評価・感想まとめ

本作のベースとなっている「那由多の軌跡」は、PSPのソフトとして2012年に発売されているため、
グラフィックに関しては、ゲームキューブやPS2に近い仕上がりになっており、美麗なグラフィックを好むユーザーには若干、手が出しづらい作品に思えるかもしれません。
しかし、「軌跡シリーズ」の外伝的ポジションとして作られた作品とは思えないくらい、アクションRPGとしての完成度は高く、昨今のゲームに決して引けを取らない作品だと思います。
興味を持った方、アクションRPGが好きなにはぜひ一度、「那由多の軌跡 アド・アストラ」をプレイしていただきたいと思います。