どうも、マリオシリーズ好きのエナ(@kii_ena)です。
本記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「マリオ+ラビッツ キングダムバトル」の実際にプレイした感想を紹介していきます。
・マリオシリーズが好き
・ラビッツが好き
・シミュレーションRPGが好き
・頭を使うゲームが好き
・戦略を考えてクリアするゲームが好き
目次
マリオ+ラビッツ キングダムバトルの良かった点&おすすめポイント

破天荒で個性豊かなキャラクター「ラビッツ」が参戦
マリオシリーズには、今まで様々なキャラクターが登場してきましたが、
本作は、歴代のシリーズの中でもトップクラスの個性の強さを持つと言っても過言ではないキャラクターが登場します。
それが「ラビッツ」です。


フランス生まれのキャラクターであるラビッツは、外見と性格がかなり個性的。

かなりマイペースな性格で、自分が住む世界とは異なる世界に来ても戸惑う様子などを見せることもなく、スマホで自撮りを始めます。

ふざけるタイミングなども全然おかまいなし。緊迫したバトルの最中にボスの足場のブロックを抜き取るイタズラを実行。

イタズラを止めようとしたマリオを無視し、高所にいるボスに予想外のトドメ。ラビッツルイージに関しては、ヘラヘラしながら見ているだけ・・・



悪びれるどころか、地上へと落下していくボスと自撮り。ベストショットを撮影。

最後は、ボス戦で撮った写真をルイージラビッツと一緒に見ながらゲラゲラと笑う始末(笑)

正直、ラビッツ達の個性が強すぎてマリオシリーズのキャラクターの存在感が薄れてしまうレベルですが、
良い意味でクセが強いラビッツ達の存在は、今までのマリオシリーズには無かった新しいテイストや世界観の1つとして、個人的に推せる存在だと思いました。
戦略で有利・不利が大きく分かれるバトル
本作は、今までのマリオシリーズのRPGとは異なり、マップを移動し、地形やギミックをうまく利用して戦うシミュレーションRPGとなっています。

初心者でも楽しみやすいシステムになってはいるものの、味方や敵の位置、地形などをうまく考えなければ、序盤のステージでも油断するとアッサリと負けてしまう可能性があるため、状況に合わせて戦略を考えなければなりません。
また、戦闘では、行動できる範囲内の敵に先制攻撃によるダメージを与えることができる「スライディング」や、
味方と協力することで移動距離を伸ばしたり、土管などのギミックを使わずに高所への移動を可能にする「ジャンプ」などを駆使することで戦闘を有利に進めることもできます。
・「スライディング」

・「ジャンプ」

各ステージでは「規定ターン内勝利」や「戦闘不能者ゼロ」といった条件が影響するクリア時の評価なども存在するため、何も考えずに敵を倒すだけでは最高評価を得ることがむずかしかったりもしますが、
プレイヤーが目指す目標次第で難易度や報酬が大きく変わってくるという部分は、ステージ攻略の楽しさと達成感を十分に感じられる非常に良い要素だと思いました。


戦略が広がる、武器とスキルのカスタマイズ
本作では、各キャラごとに装備できる武器が存在し、報酬やステージ内で拾ったコインを使い、購入することで装備することが可能になります。
武器は「メインウェポン」と「サブウェポン」の2種類が存在。


そして、このゲームで武器と同様に戦闘を大きく左右する要素である「スキル」は、各キャラごとに異なり、スキルツリーで必要な数のパワーオーブを使用することによって習得することが可能。

スキルは、キャラごとに異なり、回復能力やスキルの習得だけでなく、スペシャルスキルや移動距離を強化するものなど、様々なものが存在します。


キャラの特性を伸ばすだけでなく、攻撃やサポートに特化させるといった育て方もできるため、
・スライディングでHPを吸収しつつ、攻撃と同時に状態異常を敵にばらまく
・自分と味方の防御をガチガチに固めたあとに遠くからサブウェポンの追撃バクダンで敵を追い詰めて倒す
上記のようなえげつない行動ができるキャラを作成したりするといった楽しみ方もできます。
武器やアイテムが入手できるステージ内の探索
一般的なシミュレーションRPGは、フィールドでキャラクターを移動させて戦闘を行い、ボスを倒せばバトル終了となりますが、本作は、バトル中を除き、フィールドを探索することが可能となっています。


また、フィールドには、制限時間以内にコインをすべて取ると宝箱を入手できるミニゲームが存在。
見事クリアできると、レアな武器やアイテムなどが入手できます。


探索でゲットできるアイテムの中には、通常の武器とは異なるめずらしい武器などもあるため、キャラの強化が可能になる点も含め、探索は、一般的なシミュレーションRPGには無いめずらしい要素としてかなり楽しむことができました。
マリオ+ラビッツ キングダムバトルの気になったところ
バトル中、移動のキャンセルができない
バトル中の必要不可欠な要素といえる、マスからマスへの「移動」ですが、
本作では、味方キャラを今いるマスから別のマスに移動させた場合、移動をキャンセルすることができません。


作品にもよりますが、最近のシミュレーションRPGでは、移動したあとに移動する前にいたマスへと戻る救済システムがほぼ搭載されているため、
本作の「移動がキャンセルできない」という点に関しては、やや不便さを感じました。
また、本作は通常のシミュレーションRPGと比べ、遠距離攻撃が可能な敵の出現率が高いため、
味方の配置ミスによって、1ターン目に離れている敵から総攻撃をくらい、壊滅状態になるということもめずらしくありません。
本作の「やりごたえのあるゲームである」と感じる部分は、移動のキャンセルができないことによって発生するミスが必要以上に戦況に影響を与えてしまうという部分が大きく関わっていると思いました。
シミュレーションRPGをやりなれているユーザーには、受け入れられやすい部分ではあるかもしれませんが、子供やゲーム初心者からすると、序盤からストレスを感じる部分になっても不思議ではありません。
マリオ+ラビッツ キングダムバトルの評価・感想まとめ

個性豊かなキャラ「ラビッツ」の登場により、今までのマリオ作品とは大きく異なるストーリーは、コラボ作品としての完成度が高く、ユニークな世界観は、子供だけでなく、大人も十分に楽しめるものになっています。
また、バトルにおいては、武器とスキルツリーによって様々なタイプにキャラを育成することで、自由にステージを攻略することができるため、プレイヤーの好みに合わせた戦略でマンネリ化することなくバトルを楽しめるでしょう。
本作は、子供やゲーム初心者にとっては、やや難しい難易度の作品ではあるものの、イージーモードなどの救済があるため、プレイヤーを置き去りにするような理不尽な作品ではありませんが、
「頭を使い、時間をかけて攻略していく」というタイプのゲームであるがゆえ、万人受けするゲームではないということを理解したうえで、遊んでみてほしいと思います。