どうも、ポケモン好きのエナ(@kii_ena)です。
本記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「ポケットモンスター ソード・シールド」のプレイした評価・感想についてご紹介します!
本記事のレビューは、「ポケットモンスター ソード」をベースとしてプレイし、ご紹介しています。
良かった点&おすすめポイント
まずは、「ポケットモンスター ソード・シールド」を実際にプレイしてみて、良かったと感じた点や、おすすめポイントをご紹介していきます。
ポケモンが巨大化!新たなバトルシステム「ダイマックス」
ポケモンの歴代シリーズでは、「メガシンカ」や「Z技」といった様々なシステムが登場し、大いにバトルを盛り上げてくれましたが、
本作では、「ダイマックス」というバトルシステムが新たに登場しています。
「ダイマックス」は、パワースポットと呼ばれる限定された場所で使用することが可能。
見た目が可愛く、多くのポケモンファンから愛されているワンパチですが・・・
ダイマックス状態にさせると・・・
主人公よりも、はるかに大きいサイズへと変身します。
また、ダイマックス状態のポケモンは、サイズが大きくなるだけでなく、
使用できる技に応じて名前が「ダイ○○○○」という具合に変化し、技によっては、威力が上昇したり、追加効果が発生するものもあります。
下記の画像のサンダースが使う電気タイプの技「10万ボルト」は、ダイマックス状態になる前だと、
威力:「90」
追加効果:「一定の確率で相手をまひ状態にする」
となっています。
しかし、サンダースがダイマックス状態になると、
威力:「130」
追加効果:「5ターンの間、エレキフィールドにする」
といった感じに変化します。
通常時の10万ボルトと比べると、ダイサンダーは威力が「40」も上昇、
また、追加効果に関しては、一定の確率でまひ状態にすることができなくなったものの、
ダイサンダー使用後にエレキフィールドが発生するようになったため、電気タイプのポケモン、もしくは、電気タイプの技が使えるポケモンが有利に立ち回れるようなります。
エレキフィールドは、地面にいるポケモンが「ねむり」「ねむけ状態」にならず、でんきタイプの技の威力が1.3倍(第7世代までは1.5倍)になります。
電気タイプの技以外も、ダイマックス状態になると変化し、
ゴーストタイプの技だと強力なダイマックス技、「ダイホロウ」の使用が可能に。
ノーマル技である「でんこうせっか」は、「ダイアタック」へと変化し、
威力が「90」、追加効果で相手の素早さを下げることができるようになります。
人によっては、
と、心配になる方もいると思いますが、
ダイマックスは、
・「パワースポット」と呼ばれる限られた場所でしか使うことができない。
・1回のバトルで1度しか使えない。
・3ターン経過すると元の大きさに戻る。
上記のように、使用条件が限定されているため、ヌルゲーに感じることはありません。
「ダイマックス」を超えるパワーアップ、「キョダイマックス」
ダイマックスだけでもかなり強力なパワーアップができるのですが、
今作では、ダイマックス以上に強力で、見た目もかなり変化する「キョダイマックス」というバトルシステムが登場します。
キョダイマックスしたリザードンは、スタジアムの観客が小さく見えるほど巨大で、リザードンの特徴でもある大きな翼と頭のツノは、ゆらめく炎のように変化しています。
キョダイマックスすることができるポケモンは、強力な「キョダイマックスわざ」という特別な技の使用が可能となっています。
ただし、キョダイマックスは、ダイマックスとは異なり、一部のポケモンしか変身することができません。
また、キョダイマックスすることができるポケモンは、下記のように入手方法が限定されています。
・ワイルドエリアにある巣穴から低確率から入手
・ストーリークリア後のイベントでNPCからもらう
・追加コンテンツ「鎧の孤島」のイベントを利用する
・期間限定の「ふしぎなおくりもの」などで入手
ダイマックスにより進化前のポケモンでも、強いポケモンや進化後のポケモンに勝てるような戦略が組めるようになったため、
ダイマックスは、ポケモンバトルの楽しさの幅をより一層広げ、バトルがさらに楽しくなったと感じました。
序盤でも強力なポケモンが出現する「ワイルドエリア」
今作では、「ワイルドエリア」と呼ばれるオープンエリアが初登場。
・通常のフィールドとは違い、高レベルのポケモンが出現する。
・ダイマックスポケモンが出現する「巣穴」というスポットがある。
・ダイマックスポケモンとのバトルでは、友達やNPCと一緒に4人で戦える。
・キョダイマックスポケモンが出現する。
・通信交換や進化の石で進化する一部のポケモンも出現する。
街や○○番道路といったフィールドとは異なり、
ワイルドエリアは草むらだけでなく、大きな湖や岩山、砂漠地帯などが存在する大きなフィールドとなっています。
ワイルドエリアは、ストーリーの序盤から訪れることが可能。
低いレベルのポケモンだけでなく、序盤では歯が立たないような高いレベルのポケモンも出現します。
ワイルドエリアに出現する高レベルのポケモンは倒すことも可能となっていますが、ジムバッジをある程度入手していないと捕獲することはできません。
また、ワイルドエリアには「巣穴」と呼ばれるスポットがいくつか存在しており、
赤い光の柱がでている巣穴を調べると、ダイマックスポケモンが出現します。
ダイマックスポケモンとのバトル(マックスレイドバトル)では、
キャラクター4人がそれぞれポケモンを1体ずつ使用し、ダイマックスポケモンとバトルを行います。
マックスレイドバトルの準備画面でソロを「ひとりで挑戦!」選択するとNPCと組むことになり、
「みんなで挑戦!」を選択すると友達や知り合いなどと4人でマルチバトルを楽しむことができます。
と、考える人もいるとは思いますが、
マックスレイドバトルでは、
・ほかのポケモンと交代させることができない。
・パーティメンバーの戦闘不能回数が合計で4回に達するとバトルが強制終了。
・10ターン経過すると、バトルが強制終了。
という、上記のルールがあります。
レベルの低いポケモンであれば、倒したり捕獲することはむずかしくありませんが、
レベルの高いポケモンや、レアなポケモンと戦う場合、手持ちポケモンが高レベルであっても捕獲できずに終わるということも少なくありません。
レベルのレア度が高いポケモンは、HPを一定以上減らすと、「ふしぎなバリア」を使用するようになり、数回攻撃を当てなければHPを減らせなくなります。
ダイマックスポケモンは、HPをゼロにすると捕獲すると、
「ボールを投げるチャンス」と表示され、捕獲するかどうか選択することになります。
捕獲することを選ぶと専用の演出が始まり、ボールが3回揺れれば捕獲成功となります。
捕獲の完了、もしくは勝利すると、バトル終了後に報酬をもらうことができます。
貴重な道具や、わざレコード、きのみなどが報酬として入手できるため、ポケモンを捕獲できなかったとしても、バトルをするメリットは十分にあるといえるでしょう。
また、ワイルドエリアでは、ダイマックスポケモンよりさらに強力な「キョダイマックスポケモン」を捕まえることが可能となっています。
キョダイマックスポケモンは、ダイマックスポケモンと同様、ワイルドエリアにある巣穴から出現します。
下記の画像は巣穴に出現した、キョダイマックスのリザードンですが、
通常のリザードンとは異なるシルエットとなっており、レア度も「星5」となっています。
キョダイマックスポケモンは、通常のポケモンとは異なり、
ステータス画面にある名前の横に「X」のようなマークが表示されます。
巣穴から出現するポケモンはランダムになっているうえ、キョダイマックスポケモンの出現率は、極めて低くなっています。
入手するにはかなりの時間と労力が必要となりますが、
レベルが非常に高く、切り札ともいえる「キョダイマックス」は、バトルでも相手のポケモンを圧倒することができるため、
「ポケモンユーザーなら、苦労をしてでも必ず手に入れたくなるほど、キョダイマックスポケモンは強く、魅力的」といえるでしょう。
性格の厳選がめちゃめちゃ楽になるアイテム「ミント」
ポケモンの育成にとって欠かすことのできない作業である「性格厳選」。
とくせいが「シンクロ」、なおかつ欲しい性格であるポケモンの入手から始めなければいけないという、この作業、
ポケモンの歴代シリーズをプレイしてたことがあるユーザーなら、この作業がいかに面倒なものか、イヤというほど理解しているかと思います……
そんな面倒な厳選作業をめちゃめちゃ楽にしてくれる「ミント」というアイテムが、今作に初登場となりました!
今までは性格厳選をする場合は、とくせいが「シンクロ」のポケモンを用意しなければなりませんでしたが、
ミントを使用すると、「○○ミント」と記載されたアイテム名の○○の部分の性格補正を使用したポケモンに適用することができます。
歴代シリーズのように性格厳選用のポケモンを入手する手間が無くなったため、バトル用のポケモンを育成しやすくなりました。
きっと多くのポケモンユーザーが
と思ったことでしょう(笑)
ポケモン剣盾の次のシリーズである「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」でも入手できることが確認されているため、
今後発売されるポケモンシリーズでは、性格厳選が楽になることは間違いないありません。
なつき度をあげたり、経験値がもらえる新システム「ポケモンキャンプ」
今作から、フィールド上にあるテントのそばにいるNPCに話しかけたり、、メニュー画面から「ポケモンキャンプ」を選択することにより、
ジムや水上など、特別な場所以外であれば、いつでも「ポケモンキャンプ」という新システムが楽しめるようになりました。
キャンプでは、旅の途中で入手した「きのみ」を使い、料理をして「カレー」を作ったり、
遊び道具でポケモンと一緒に遊ぶことにより、なつき度をあげることができます。
ポケモンキャンプのメインともいえる料理では、主に「カレーライス」を作ることができ、
以下のような流れで料理のイベントが進行していきます。
1.キャンプを開始し、「料理したい!」を選ぶ
ポケモンキャンプを開始すると選択肢が登場するので、「料理したい!」を選ぶと、カレー作りが始まります。
2.カレーに使う「材料」を選ぶ
料理が開始されると、カレーの材料となる「きのみ」の中から使用する「きのみ」を選択します。
きのみを選び終えると料理がスタートします。
調理中は操作を要求されるため、画面の表示にしたがって操作を行います。
料理中に操作をしなくてもカレーは完成しますが、表示された操作を行わなかった場合、完成したカレーの効果などが変わってしまいます。
3.カレーが完成
画面表示に従って操作を終えると、カレーの完成となります。
カレーの「すっぱくち」という部分は、使う食材や木の実によって変化します。
完成したカレーを食べると、カレーによって発生した効果が表示され、カレーのおいしさをあらわす「○○級」という評価も表示されます。
カレーのおいしさである「○○級」という評価は5段階になっており、評価は「選んだ材料」や「調理中の作業の成功率」で変化します。
ポケモンキャンプは、なつき度など、育成に関することにメリットがあるのはもちろんのこと、ポケモンセンターまでの距離が長い場所でも回復が行えるため、
まだポケモンに慣れていない初心者でも、道中で全滅の心配をすることなく、冒険が楽しめます。
気になったところ
ここからは、「ポケットモンスター ソード・シールド」を実際にプレイしてみて、気になった点をご紹介していきます。
キョダイマックスポケモンの捕獲に時間がかかりすぎる
今作の目玉ともいえる、新しいバトルシステムの「キョダイマックス」。
ダイマックスとは異なり、キョダイマックス化させるには、
基本的には、ワイルドエリアの太い光の柱(巣穴)から「キョダイマックスできるポケモン」を捕獲しなければなりません。
キョダイマックスできるポケモンを捕まえるのに時間がかかりすぎる理由は、以下の通りになっています。
・太い光の柱の出現がランダム
・太い光の柱から出現するポケモンもランダム
・キョダイマックスできるポケモンの出現率がかなり低い(1ケタ%台)
レア度1~5のポケモンがランダムで出現し、各巣穴には約10種類以上のポケモンが存在するため、非常に遭遇しづらくなっており、
社会人など、ゲームをする時間が限定されているユーザーが欲しいキョダイマックスポケモンを入手するには、それなりの日数がかかってしまいます。
ジュラルドンやオーロンゲといった今作から初登場となるポケモンも、キョダイマックスが可能となっていますが、
社会人であるため、1日にポケモン剣盾に使える時間が最大で2時間(平日)程度しかない筆者は、
キョダイマックスしたジュラルドンの捕獲に1週間かかり、オーロンゲの捕獲には約3週間かかりました。
キョダイマックスが可能なジュラルドン↓
キョダイマックスが可能なオーロンゲ↓
キョダイマックスが可能なポケモンは、火力が高く、やっかいな追加効果が発動する専用技を使用したり、
ダメージを防ぐ「ふしぎなバリア」が1度だけでなく、2度発動することもあるため、戦闘難易度の高さの面で考えても、捕獲しづらいといえるでしょう。
ニンテンドースイッチ本体の時間を変更することにより、キョダイマックスポケモンを楽に捕まえることができるという裏技も存在しますが、
裏技を使って入手したポケモンを交換や対戦で使用する際に、なんらかのペナルティが発生するおそれもあるため、裏面の使用はあまりおすすめはしません。
キョダイマックスは、本作の目玉となっているシステムでもあるため、小さなお子さんがお子さんなどが遊ぶことも考えると、
と思いました。
ポケモン ソード・シールドの評価・感想まとめ
・大迫力のマックスレイドバトルが面白い。
・めずらしいポケモンや強いポケモンが出現するワイルドエリアの探索は、時間が経つのを忘れるくらい楽しく、のめりこめる。
・登場キャラクターの個性が際立っており、ストーリーも良く作りこまれている。
・ポケモンキャンプやミントの存在により、育成が楽になり、今作から始めたポケモン初心者でもバトルが十分に楽しめる。
・キョダイマックスポケモンの捕獲には少し苦労するが、捕獲した時の満足感はハンパない。
実際に本作をクリアして、筆者が思ったのは、
・ポケモン ソード・シールドは、歴代のポケモンシリーズの中でも完成度が非常に高く、面白い。
・ワイルドエリアなどのフィールドもよく作りこまれており、ポケモンの収集だけでなく、探索もかなり楽しめる。
というものでした。
数あるニンテンドースイッチのRPGの中でもトップクラスにおもしろい作品といっても過言ではないので、
未プレイの方はぜひ、本作を遊んでみてほしいと思います!