ブレワイ好きにこそ遊んでほしい。濃密な「箱庭」の冒険。ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD レビュー

どうも、ゲーム好きのエナ(@kii_ena)です。
本記事では、ニンテンドースイッチ用ソフト「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」のプレイした感想を紹介していきます。
・ゼルダシリーズが好き
・歯ごたえのあるアクションゲームで遊びたい
・爽快感のある戦闘が好き
・謎解き要素のあるゲームが好き
・広大なフィールドを探索できるゲームで遊びたい
目次
「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」の良かった点&おすすめポイント

Wii版から改善され、進化した操作でアクションを楽しめる
Wii版のスカイウォードソードでは、Wiiリモコンプラスとヌンチャクによる操作に対応となっていましたが、
HD版では、ボタン操作にも対応したため、プロコンで遊べるようになっただけでなく、携帯モードや「Switch Lite」でも遊ぶことが可能になりました。

スカイウォードソードのWii版は、Wiiリモコンプラスやヌンチャクなどの性質上、コントローラーを振る動きとリンクの動作が連動することにより、臨場感のあるバトルを楽しめましたが、
その一方で、プレイヤーはリンクに攻撃をさせる際、「コントローラーを振る」という動作を多くの場面で求められるゲーム性になっていたため、
通常のコントローラーによる操作でスカイウォードソードを遊びたいというユーザーにとっては、遊ぶための選択肢が少なかったり、
長時間のプレイによって体に負担がかかり、筋肉痛や肉体疲労に悩まされるといったケースや悩みが一部のプレイヤーにはありました。

しかし、スイッチ用ソフトのスカイウォードソードHDでは、プロコントローラーや携帯モードによる操作が可能になったため、
キャラクター操作の選択肢が増え、各ユーザーが好むゲーム環境で遊ぶことが可能になったうえ、Wii版のスカイウォードソードでユーザーの小さな悩みとなっていた「操作による疲労」という問題点が改善されました。
「窮屈さ」を感じない、完成度の高い箱庭系のゼルダ
近年、「面白いゼルダ作品は、ブレスオブザワイルドか、ティアーズオブザキングダム」という声をあげるユーザーが増えており、
ブレワイが発売される以前よりも、オススメのゼルダシリーズとして箱庭系の作品の名前が上がりにくくなってきてはいますが、
今回、スカイウォードソードを一通りプレイした筆者の感想としては、
「スカイウォードソードの面白さのレベルは、オープンワールド系のゼルダシリーズにも負けていない」と感じました。
フィールドの全体的な「広さ」に関しては、オープンワールドの作品にはどうやっても勝てませんが、
本作は、高低差をうまく利用したフィールドを作り上げることにより、箱庭系ゲームでユーザーが感じる「狭さ」や「窮屈さ」といった感覚を感じさせないような工夫が感じられるゲームとなっています。

例えば、フィローネの森と呼ばれるエリアは、初回に訪れた際だとほぼ平面的なエリアしか冒険ができません。
この時点だと、
というような感想になるかもしれません。

しかし、物語が進むと大木の上に進めるようになり、森を見渡せるような高い場所にあるエリアで冒険ができるようになったり、

大きな湖や、水に沈んだ森などのフィールドを探索できるようになったりします。

火山などのエリアは、山の麓からかなり離れている山の頂上付近まで探索ができたり…

砂漠のエリアでは、砂漠だけでなく、巨大な「砂上船」といわれる船を探索することもできます。

本作は、歴代のゼルダシリーズの中でも、高低差(特に高さ)をうまく利用しているフィールドが多く存在する作品であるため、
箱庭系の短所でもある「窮屈さ」をあまり感じさせないゲームだと感じました。
登場人物のキャラの濃さがゼルダシリーズでトップクラス
歴代のゼルダシリーズでは、見た目や性格などにおいて、数々の個性的なキャラクターが登場してきましたが、
その中でもスカイウォードソードは、登場人物の「キャラの濃さ」が歴代シリーズの中でもトップクラスだと個人的に感じました。
占い師「スズハ」

一言でいうなら「キラキラしたつぶらな瞳の無駄づかい」。筆者の中でもっとも強く印象に残ったキャラです(笑)
少女漫画のヒロインのような瞳に対し、面長、メタボ、チョビヒゲ、お団子ヘアーという、夢に出てきそうなレベルの強烈なビジュアル。
ルーレッ島の「ドド」

出演作品がドラクエなら間違いなく、モンスターと思われてしまうであろうビジュアル。
ピエロのような奇抜なファッション、背中には巨大なルーレットを背負っています。
ゼルダシリーズのミニゲームの店は、なかなかパンチの効いた見た目の登場人物が過去作でも登場してきましたが、これだけ見た目のインパクトが強いキャラは歴代のゼルダシリーズの中でもなかなか見かけません…
ルピーを大量にゲットできるミニゲームの受付役となっているため、お世話になる機会は多く、何度もドドの顔を見ることになります。
道具屋「コーキン」
スズハやドドと比べるとビジュアルにインパクトはないものの、リンクがある行動をとるとユーザーをイラっとさせる表情を露骨にする道具屋の「コーキン」。
道具屋で働く彼は、店に訪れた際、ウェルカムな雰囲気と笑顔で迎えてくれます。

アイテムを購入する際にリンクが購入をやめると…
「チッ、なんだよ、買わねーのかよ」
と言いたげな不機嫌な顔に。。

スカイウォードソードのリメイクが出た際にはぜひ、コーキンの店を爆破できるようなイベントが登場してほしいと、筆者は願うばかりです…
リンクのライバル?「バド」
コーキンもなかなかムカつく顔をしていますが、リンクのライバル?として登場するバドも負けてはいません。

ムカつく顔をしているだけならいいのですが、ゼルダと仲の良いリンクを良く思っておらず、意地悪なことをしてきます。

ただ、バドは意地悪なだけでなく、物語が進むにつれ、最初の悪い印象からは想像できないような良い成長を遂げるため、
バドは、「愛すべき憎まれキャラ」として多くのユーザーから支持を得ています。

「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」の気になったところ

操作方法が万人向けではない
Wii版から操作方法が改善され、Switchではプロコンや携帯モードでも遊べるようになった本作ですが、
ブレスオブザワイルドや過去作のゼルダシリーズのように、攻撃の際にYボタンなどの1つのボタンを使用するという操作ではなく、プロコンや携帯モードの場合、右スティックを弾いて攻撃をするという操作方法に変わりました。
また、従来のゼルダ作品の通常攻撃は主に「縦切り」と「横切り」、「突き」や「回転切り」といったバリエーションでしたが、
本作では、攻撃のバリエーションが以下のようになっています。
・「横切り(左から)」
・「横切り(右から)」
・「右斜め切り」
・「左斜め切り」
・「縦切り(下から切り上げる)」
・「回転切り」
・「縦回転切り」
・「とどめ(敵転倒時)」
攻撃方法のバリエーションの追加に伴い、右スティックの操作も増えたため、従来のゼルダ作品よりもユーザーが求められる操作が複雑化したと感じました。
攻撃方法が多くなっただけでなく、一部の敵やボスは、弱点に対して正しい角度から攻撃をしなければダメージが通らないという場合もあります。
例えば、下記の画像のモルドガットという敵は、両腕についている大きなハサミの間にあるコアが弱点となっているのですが、ハサミの向きに合わせて攻撃をしなければダメージを与えることができません。
下記の画像の状態の時だと、モルドガットのハサミに対し、横切りで攻撃をするのが正解なのですが、
何も考えずに右スティックで縦切りや斜め切りなどをしてしまうと、ダメージを与えることができず、一方的にリンクがダメージを受け、ピンチを迎えることになります。

他にも、ストーリーで何度か戦うことになる魔族の長「ギラヒム」は、
リンクの剣の構えている方向に手を出し続け、うかつにギラヒムが手を構えている方向から攻撃をすると、ギラヒムによってリンクの剣が白刃取りされてしまい、
白刃取りの際に抵抗をしないと、剣を奪われてしまい、大ピンチを迎えることもあります。
ギラヒムへの対策としては、手を出している方向にリンクが剣を構え、構えている逆方向から攻撃をするというフェイントが有効なのですが、
その攻略法に気づけないユーザーも多く、アクションゲーム初心者だと、なおさら苦戦することが考えられます。

操作方法や戦闘の難易度を考えると、万人受けする作品ではありませんが、
リンクの操作を覚え、敵やボスに対して適切な攻撃方法を見つけ、強敵を倒した時は、ゼルダシリーズの中でもトップクラスの達成感や爽快感を感じられるでしょう。
「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」の評価・感想まとめ

爽快感を与えてくれる完成度の高い戦闘システムや、箱庭という限られたフィールドの中でも空間をうまく使うことにより、十分に満足できる謎解きや探索を楽しめる本作は、
高い評価を受けているオープンワールド系のゼルダシリーズとは違った面白さや楽しさを体験できる、そんな作品に仕上がっています。
「ゼルダの伝説の始まりの物語」として描かれているシナリオや、個性的な登場キャラクターたち、
すべての要素が多くのユーザーを魅了し、世界中から高く評価されている「ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD」をぜひ一度、プレイしてみて欲しいと思います。






